【アントレ2003年1月号】個人店開業をめざす人たちの学校を開校
2003年1月号
「ENTER PEOPLE」
個人店開業をめざす人たちの学校を開校
有名シンクタンクの最年少役員から企業家へ転身—–というと、華やかに聞こえるが、小川正浩氏の場合はもう少し泥くさい。
都心の瀟洒なビルを出て、濁った神田川の川沿いに立つ、新たな「城」は開校前とあって、今はまだがらんとしている。
やがて生徒が集う教室で小川氏は30歳以上のアクティブエイジを対象にした独立支援学校を設立する意志と可能性について語ってくれた。物腰こそ柔らかいが、理論だった説明と社会のあり方にまで及ぶ発想は、まっとうな意味で泥くさく。迫力に満ちていた。