【フードリンクニュース】即オーナーを養成する
2005年3月13日
『フードドリンクニュース』 即オーナーを養成するリライブフードアカデミー
東京の高田馬場にある、リライブフードアカデミー(2010年現在、新宿)は、2003年に開校した新しい「食」の専門スクールである。 リライブでは、社会人の第2の人生のスタートを支援する社会貢献性に、照準を定めているようだ。クラスの定員を8人までに絞り、教室も厨房のようにつくって、シェフが現場で教えるような形式で授業を行っている。また、1年間のリライブでの授業の後、指導力の高い協力店でOJT形式で3カ月~2年の現場研修が組まれている。 卒業すれば現場で即戦力になれるように、カリキュラムがつくられている。 リライブには、カフェ・レストラン、ベーカリー、パティスリーの3つのコースがあり、さらにそれぞれが、就職と転職目的のプロコース、初心者から開業を目指す総合コース、経験者や短期開業を目指すオーナーコースに分かれる。つまり、9つのコースがある。 目的に応じて学べるが、未経験者がカフェのオーナーを目指すなら、カフェ・レストランの総合コースを取るのがベストな選択ということになる。 プロコースは、実習に専念し、「開業プラン」などの時間数がない分だけ、受講料が低価格に設定されている。オーナーコースはベーシックで開業のための勉強をし、アドバンスで現場研修を受け、開業プランを具体化していく。 総合コースとオーナーコースでは、卒業と同時に独立可能なサポートが行われており、授業の中で事業計画書を精緻に組み立てていく。プランニングの際には、どうすれば融資が有利に受けられるか、資金面にまで踏み込んで、計画を練っていくのが特徴のようだ。
また、リライブ協力会社を活用し、店舗の内外装や厨房機器、販促物、ユニホーム、食材等の手配ができるので、ローコストでの開業をフォローすることが可能となる。卒業生の店に対しても、リライブのネットワークを活用し、ランニングコストを軽減したり、アドバイスを受けることもできる。 受講生数は現在、百数十人で、リライブの開業サポートを活用した開業者は10人以上を数えるという。開業準備中の人も6~7人ほどいるそうで、これからもどんどん開業者数の増加は加速していく模様だ。