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コラム

『抱負は理念?!』

皆さん、新年明けましておめでとうございます。
今年はウサギのように、耳を大きくして皆さんの話を聴きたいと思っています。どうぞ宜しくお願いします。

さて、新年といえば、「今年の抱負」を考えると思いますが、皆さんは、どのような抱負を考えましたでしょうか?
今回は、開業の段階での企業や店舗にとっての「抱負」とも言える
「開業動機」をテーマにしたいと思います。

皆さんが、「食」の世界に踏み出して開業した事をイメージしてください。
そして、ある程度の成功を収めたとします。

その際に雑誌か何かのインタビューで
インタビュアーの人に訊ねられます。開業した理由は?
「あなたは、何故開業しようと思ったのですか?」

その時、あなたは何と答えるでしょうか?
ちょっと考えてみてください・・・・・・・・・・
「サラリーマンが向いていない」
「開業するのが昔からの夢だった」
「昔からパンが好きだった」等等・・・・

いいですね!
でも、ちょっと考えてみてください。
この開業動機で、お客様は共感できるでしょうか?

実は、開業動機というのはビジネス書等でも、
開業のキッカケを書けばよいと思っている人が多いのです。

個人店の開業で最も利用する方が多い日本政策金融公庫の
創業融資の本文の最初の質問項目も
【開業の目的、動機】という質問項目があるのですが、
ここにはやはり【昔からの夢だった。】や【○○が好きだから】等という風に
書く人が多いのですが、私はこれだけでは不足だと考えています。

なぜなら、開業計画の目的は、開業後にビジネスが成功するということを
表現しなければいけないわけで、決して思い出話や嗜好を表現するものではないと思うからです。

だから、開業活動や開業計画に必要な開業動機は
過去に過ぎ去ったきっかけだけではなく、開業の時点で想い描かなければならない
存在意義としてのミッション(使命)とそして未来へのビジョン(目標、目的)
そして開業時から持ち続けるこだわりであるバリュー(価値観)要素が含まれていなければならないと思います。

これらが開業計画に必要な、時間軸から区切った開業動機のファクター(要素)であり、
経営者としてもっていなければならない3つの開業の動機の要素だと思います。

これはよく、企業経営においては、
経営理念という言葉で表現している要素でもありますので、
開業を目指している人達も、新年というこの時期に、考えてみたらどうでしょうか?

それでは、今年も当コラムを宜しくお願いいたします。

今年は、皆さんにとって、
そしてリライブの受講生、卒業生、そして私たちスタッフにとっても素晴らしい年になるようにがんばりましょう!

リライブフードアカデミー 代表 小川正浩

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