カフェフード講師 川崎 光先生 レシピ「適量の秘密」
こんにちは。リライブの川崎です。
普段料理をしていて、この「適量」が良く解らずに、失敗した経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
プロから見るとなんでも無い事ですが、料理を始めたばかりの方からすると解り辛いかも知れませんね。
レシピ本で書かれている「適量」も悩みの種の一つですね。
では、この「適量」についてお答えします!!
適量とは、食材の量や好みの味などで変化し定められない数字や量を指します。
つまり、「食べる人の好みの味付けになる量」と言う事です。
そもそも調味料や油は食材の大きさや量によって変化が必要で、使用する道具や火の強さ混ぜ方などでも状態が変わってきますし、
調理の途中で求める味に足りない時は調味料を追加します。
料理を食べる人の好みや調理する人の技術や環境を考えて「適切な量と言う表現」になる訳です。
味付けに関しては「料理を食べる人の好み」がなかなか難しく、100人いれば100通りの好みがあります。
その為、レシピ本の表現は「適量」と記される訳です。
店舗では、シェフ各々が自分で提供する料理において店舗にいらっしゃるお客様がどのような方なのかをイメージして、
出来る限り多くのお客様に楽しんでもらえるよう調節しています。
それは、自分の料理を美味しく食べてもらいたいという気持ちが、「適量」という増減の調節に必要な表現方法と言えますね。
他に同じぐらい曖昧な表現として「少々」がありますね。
「少々」は簡単に言えば1g以下の量となります。
通常の量りでは、1g以下を取り出すのは難しく「少々」と表現します。
「少々」と表記されている場合、1g以下の分量を加え味にアクセントをつけたり隠し味として風味を変える役割があります。
入れすぎてしまうと、その料理のベースが壊れてしまうので気を付けましょう!!
今回のポイント
「適量」や「少々」は料理をする為の表現方法の一つで、好みや条件により変わる!!