リライブのReはある意味、リピーター(繰り返し)のRe
リライブの語源は、もちろん、「第2の人生」から来ているものですが、
実は、リライブのビジネスの根幹にあるのは、
受講生や会員の方、そしてお客様に何度も来てほしいという
言わば、リピーターに支えられているビジネスということでもあります。
10周年の私のブログに、実は、リライブの店舗の全てに
「人」という文字が入っているということを記載しましたが、
まさに、「夢」が集まる場所、そして、再びリライブに訪れて欲しいという想いが、
リライブの「RE」という言葉に込められています。
授業でも受講生に伝えていますが、
この「食」の業界は、特にリピーターの支えられている業態です。
食の業界では、お客様を「新規客」と「リピーター」に分けるとすると、
店に訪れる「新規客」は、必ず減少してしまうからです。
お客様が新規客であるのは一回限り、
それ以降、何度、店に訪れても「リピーター」としての訪問になりますし、
そうすると、新規客の対象者は、どんどん減っていくことになります。
極端に言うと、1か月に1000人の新規客の方が訪れると、
日本全人口が、1億2800万だとしても、1か月後には、
新規顧客の対象者は、1億2799万9000人に減少してしまいます。
だから、新規のお客様は必ず減少してしまう「運命」といっても過言でありません。
その様な中、リライブの運営する店舗に関しては、
意図的にリピーターが多くないと成り立ちにくいロケーションを選択しています。
オフィスビルの飲食街という立地も、会員制カフェも、
新規客を集客するだけでは、ビジネスとして成立しにくい立地ですので、
結果的に、どのようにリピーターを確保していくかが、店舗運営のポイントとなります。
もちろん、これは、新規客をないがしろにしていることではなく、
新規客が増えなければ、リピーターは増えないことも事実ですので、
様々な販促等を行い、新規の顧客を確保していくことは、
非常に必要な活動だと認識してください。
しかし、いくら新規顧客を獲得する活動を推進したとしても、
それらの新規客がリピーターにならなければ、
前述したようにビジネスとして継続性は高まっていかない状況です。
それでは、リピーターを確保し、維持するためには、何が必要かというと、
もちろん、「美味しい」や「サービスが良い」等は必要不可欠ですが、
ある意味、「味」も「サービス」も主観的なものですので、
万人が美味しいといったり、良いサービスだというものを目指すことは
なかなか難しいのも事実です。
そうすると、「この人は、前回、●●を召し上がられた。」
「●●が好きだと言っていた」等の情報が必要だと思います。
これらの情報を共有し、スタッフ全員で、
様々なフォローをすることで、より「美味しい」と感じたり、「居心地」が良かったり、
更に、お客様の満足度を高めることで、リピート率を高めることが可能となると思います。
これらの情報を共有する為の前提条件「報告、連絡、相談」という
店舗や組織の基礎的なビジネス能力がある店舗かどうかが、
重要なポイントとなります。
もちろん、これは、単に何でもいいから情報を共有するということが必要なのではなく、
何の情報を収集して、そして共有するかが大切なのです。
そして、共有すべき情報は、基本的には、
責任の重さやキャリア等の経営感覚が強ければ強いほど、
そしてそのものに対する想いが強ければ強い程、
「成果」に直結するものに近づいていくはずです。
オリンピックを見ても分かる通り、
同じような凄い才能や努力を重ねる人達でも、
その想いによって「体型」や「筋肉」は変化するのだと思います。
皆さんの近くにも、お客様の「満足」や「成果」に想いが直結している、
シェフや店長、そして、先輩や上司はいるはずです。
その人達にどんどん「報告」「連絡」「相談」することで、
どんな優先順位をその人達が持っているかを確認し、それを学ぶのです。
私自身が、今、代表という立場でいることが出来ているのは、
能力ではなく、今までのビジネス生活の中で、「報告、連絡、相談」をしながら、
どんどん上司や先輩の仕事を取っていこうという気持ちがあったからではないかと考えています。
店舗や企業という様々な組織は、
「個人の成長が会社の成長に繋がる」という面は大きいと思います。
オーナーの要素が強い「個人店」はなおさらその傾向が強いはずです。
そして、それは、想いやキャリアの継承ということで、更なる成長を図ることができるはずです。
お客様が望むことの情報をつなげて、
「成果」を出している人の想いや考え方を継承することで、「店」が更に成長する。
そして、上司の考えや想いを、部下が継承していくことで、
店や会社、様々な組織が更に成長できる。
これが、リライブの「re=繰り返し=リピート」に繋がると思っています。
正のスパイラルに伸びていく成長する店舗をお互い目指しましょう!