【帝国データーバンク】社会人開業をバックアップ
東京都豊島区で食のプロ養成および開業支援スクール「リライブフードアカデミー」を経営するのは(株)リライブ(小川正浩社長)。
同スクールの特徴は“社会人の第二の人生”に重点を置いている点である。20代から50代までの社会人を対象に「少人数制」「平日夜や週末に集中したカリキュラム」で、食のプロを目指す人々が現在の仕事を続けながら開業や転職の準備をする手助けを行う。
「“外食産業は厳しい”、“異業種からの転身が難しい”などと言われますが、他業種と比べても決してそのようなことはありません。しっかりした技術や経営の知識を身につければ、初心者でも成功することは十分可能です。ただ、その一方で事業プランを持たず、最低限の知識・技術すらないまま甘い認識で開業し、すぐ脱落してしまう経営者が多いことも確実です」(小川社長)
客の視点で“楽しそう”“自分にもできそう”と軽い気持ちで開業したり、サラリーマン生活が辛いという理由だけで開業したりして挫折するケースが依然として多いことが、「外食産業=厳しい」というイメージをつくりあげている要因になっているのかもしれない。
小川社長は、「ある程度の土台があれば、それまでの異業種での経験を生かすことも可能です。プロの知識や技術レベルを理解し、身の丈にあったビジネス(飲食店)を展開することで、必ず道は開けます。その証拠に、その点を理解している当校の卒業生が手がける店で閉店した店はまだありません。」と異業種から外食事業への転身についての考えを語る。